日時:毎年4月・10月第3日曜日
場所:栃木県足利市五十部町1235
神社:水使神社(みずしじんじゃ)
⇒水使神社例祭2015年4月レポートはこちら
当サイトはシトルリン効果の真偽を調べ検証したサイトでございます。
最近になってようやくtwitterを始めました。
だいぶ時代に取り残されている感が否めませんが、よろしければフォローお願いいたします。
twitterでは当サイトの更新情報や過去の記事などをご紹介しております。
⇒シトルリンXLの嘘と本当更新情報(@Citrulline__XL)
「ここを訪れる者、邪な気持ちを抱くと祟られる」
皆様こんにちは。
本日はエロと恐怖と御利益と祟りが入り混じる非情にファンタスティックな神社のご紹介でございます。
栃木県足利市
栃木県足利市(あしかがし)。
栃木県の南西に位置する足利市は、歴史上の超有名人物「足利氏」の発症の地としても有名ではございますが、もうひとつ最近の史上世間を大きく騒がせたあの事件としても名を馳せています。
その事件とは市の名前がそのまま引用されている1990年5月に発生した殺人事件である「足利事件」でございます。
足利事件は少女が殺害された事件なのですが、世間を騒がせたのは殺害の件ではなく容疑者として実刑が確定し服役していた「菅家利和さん」が、2009年5月に行われたDNA再鑑定によって実は無実であったことが証明されたという部分でございます。
つまり冤罪です。
警察のずさんかつ強引な捜査が一人の男性の人生を大きく狂わせ、なおかつ現在もまだ真犯人は逮捕されていないという事実だけが残っており、このまま事件は闇へと葬られそうな・・・そんな最悪のシナリオすら懸念される事件でございます。
水使神社
そんな足利市の五十部町に「水使神社」は鎮座しております。
水使神社は下の病気、安産、子宝などの御利益があることで有名なのです。
さらにアメリカシカゴ大学人類学教授であるフレデ. リック ースタール博士が水使神社にある絵馬を見ていった「日本における最も驚くべき、最も赤裸々な絵馬の宝庫」という言葉が、日本全国に水使神社の名を轟かせるきっかけともなりました。
しかし水使神社にこういった御利益がある背景には、とてもともて恐ろしくも残酷な悲話が隠されております。
血肉を貪る鷹
いまより約600年ほど前の南北朝時代永徳。
五十部町には豪族である「余戸小太郎さん」という方が住んでおりました。
豪族である小太郎さんはお金もちなのでもちろん妻もいますし、お金もちなので何人もの使用人を雇っていました。お金持ちなのでね。
そんなある日。
お金持ちの小太郎さんが雇っていた一人の女性が、同じくお金持ちの小太郎さんに雇われていた男性とイチャイチャした結果、男の子が誕生しました。コウノトリのお陰です。
しかし、これに腹を立てたのが小太郎の奥さんでした。
小太郎の奥さんは生まれてきた子供は小太郎の子供だと疑い始めたのでございます。嫉妬です。
雇い主の奥さんに根の葉もない言いがかりをつけられ、逆らうことも出来ず、イビラレル生活は続くのであります。
そんなある日。
突如、日々のイジメに耐えながら生活をしていた彼女の赤ん坊の悲鳴が聞こえてくるではありませんか!!これは一大事と思い、彼女が息子のいた部屋に飛び込むと・・・!!
なんと!
大きな大きな鷹が息子を鷲掴みにし、さらって行ってしまったのです。
タカがワシづかみ。
急いで鷹を追いかける彼女!!やがて鷹は大きな松の枝にとまりました。そして息子を取り返そうとする必死の母親の目の前で鷹は・・・ 赤ん坊の肉を裂き、血を吸い上げたのであります。
食事を終えた鷹は、不要となった肉の固まりを枝へ引っ掛け去っていったのであります。母親はせめてなきがらだけでもと・・・錯乱しながらも木をゆさぶろうとしました。
しかし、彼女は目の前で起きたあまりに凄惨な光景に、すでに精も根も尽き果てていました。ふらふらとよろめき、近くにあった淵へ落ちてしまったのです。
その淵は一度落ちたらたとえ鳥や虫でさえも二度と這い上がることのできない淵。
彼女の身は深淵へといざなわれるのでありました・・・
やがて・・・
この淵では奇妙な現象が起こると噂されるようになりました。
「淵に自分の影が写ると、影に吸い込まれるように水の中に取り込まれてしまう」
これは母親の祟りだと恐れた村人たちは、母子の供養をするためにこの地に「水使神社」を建設したのでありました。
め、めでたしめでたし。
なんとも恐ろしい幕引きでございました。
最初の小太郎の嫁の話は全く関係ないという驚きの展開。
実は別の説も
話の内容は大まかに同じではございますが、登場人物の設定が少し違う説もございます。
鷹に連れて行かれる子供は小太郎の息子で、当時4歳。
使用人の女性は名前を「イソ」と言って、小太郎の息子の面倒を見ていました。
ある日、いつものようにイソが小太郎と遊ぼうと探していると小太郎の姿が見えません。
あれあれ??
って思いながら例の淵の付近まで捜していると、淵の水底に揺れる子供の影を発見いたします。
こりゃやばーい!!旦那様におこられーる!!
必死で淵に入るイソさん。でもイソは忘れていたのです・・・
自分はまるで泳げないことを。
こうしてイソさんは深淵へといざなわれてしまいました。
そして水底に見えていた子供の影は、なんと水底にいるのではなく、鷹が小太郎の息子を貪り食ったあと、その食べ残しを枝に引っ掛けておいたのが水面に影として現れていたのであります。
やがて、この淵では「影取の淵」といわれる怪現象が起こるようになり、神社を建てました。
め、めでたしめでたし。
どちらにしても絶望です。
更にもうひとつ
今度は鷹が出ない説。
出流原弁財天の申し子である「イソさん」。 彼女が子供を生みました。
しかーし。
子供はひょんなことから淵で溺れちゃいます。助けに行ったイソさん! そして淵の中で気づくのです。
「あ!わたし~、およげな~い。テヘ♪」
こうして親子ともども水死してしまいます。
やがてこの淵では怪奇現象が報告されるようになります。
そんなある日、この地の豪族五十部小太郎が寝ていると夢の中で 「イソを水使権現として祀れ」 と誰かに言われます。素直な小太郎さんは水使神社を建設し、親子を供養いたしました。
め、めでたしめでたし?
女性に大人気
諸説ありますが、つまりは母親と子供に関する言い伝えがあり、現在はその影響で子宝の御利益があるとされています。
なので水使神社には安産や子宝を祈願しに多くの女性が訪れ、赤ちゃんが使う「お掛け」が沢山奉納されています。
女性からの奉納 さらに婦人病にも御利益があるとされ、絵馬と一緒にパンティやなどの女性下着が奉納されております!!
もちろん使用済みも!!
まことに素晴らしい限りでございます。
しかし忘れてはならないのが、この神社は悲劇を元に建てられているということ。
なんでもこの神社を訪れている最中にわいせつな気持ちになってしまうと・・・祟られるのだとか。
女性下着を前にして、しかも使用済みを前にして・・・わいせつな気持ちにならないなんてことが僕たちに可能のでしょうか。
例祭
毎年4月と10月の第3日曜日に例祭が行われます。
水使神社は子宝や婦人病といった女性にとって御利益がある神社という印象が強く、境内には木が作り出した自然のおっぱいがございます。しかもかなり垂れてる。
しかししかし。
それだけではございません。
水使神社には女性的なものだけでなく、男性的なものも多数存在しております。
例えば手水舎に設置してあるカリ高男根。
黒々していてカッコイイですね!
自然にできたと思われる木製男根。
この微妙な反りが気持ちイイんでしょうね!
他にも多数あり、男根のみならず女陰や裸の男女の像などなど。
普段は倉庫や社の中に保管されていますが、年に2回の例祭の時にだけこうして表に出されます。
こうしたありがたい物を拝見しに水使神社へ行く際は、例祭の日を狙っていくことをお勧めいたします。
注)わいせつな心が出ると祟られることがあるそうです
アクセス方法
JR両毛線「足利駅」より徒歩40分
JR両毛線「山前駅」より徒歩25分
それにしても・・・
どんな人が使っていたのか分からい下着ほどスリリングなものはないですね。